単行本を出版しました。
いじめは生存戦略だった!? 進化生物学で読み解く生き物たちの不可解な行動の原理
専門書の共同執筆は経験がありましたが、一般向けの書籍を単独で執筆したのは今回が初めてです。
特にいじめに限定しているわけではなく、ヒトを含めた動物のさまざまな行動について解説した本です。
出版社のかたと相談して、一見すると「不可解」あるいは「不道徳」に思える行動をおもに取り上げることとしました。
昨年、ある調査プロジェクトの会議の場で出版社の秀和システムの方々と同席しました。そのときの議論が切っ掛けとなり、執筆依頼を頂きました。
私はその会議に多摩大学情報社会学研究所のスタッフの立場で参加していました。
司会である同僚の田代光輝先生が私を紹介してくれたさいに、私の専門分野(進化生物学)について参加者の興味をそそる話を始めて、そこからいじめや暴力と生物進化の関連について若干の議論になりました。
秀和システムの方々には、その議論の様子がとても印象深かったようで、本書の企画につながります。
こうした経緯から、田代先生には深く感謝申し上げます。
本文イラストを担当してくださったイラストレーターの浅川りかさんと、秀和システムの編集担当の中野さんには、大変お世話になりました。
誠にありがとうございました。